俳句

季語|アカシアの花(あかしあのはな)

初夏の季語 アカシアの花

アカシヤの花(あかしやのはな)

アカシアの花日本でアカシアと呼ばれているのは、北アメリカ原産のマメ科ハリエンジュ属ニセアカシアである場合が多い。ミモザとも呼ばれるマメ科アカシア属の植物とは別種である。日本では、棘があるエンジュという意味で、「針槐(はりえんじゅ)」の別名があり、ウィーン万博から持ち帰った種子を1875年に東京大手町に植えて日本初の街路樹とした。この時に「アカシア」と呼ばれたために、現在でも「アカシア」の名が定着している。札幌のアカシア並木や、童謡「この道」のあかしやの花、歌謡曲「アカシアの雨がやむとき」は全て、このニセアカシアである。
ニセアカシアは痩せた土地でもよく育つため、当初は治山などに活用されたが、現在ではマツ林などを侵食する日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれている。

ミモザ(アカシア)が3月から4月に黄色い花をつけるのに対し、ニセアカシアは4月から6月頃に白い花をつける。その蜜は「アカシアの蜂蜜」として上質な蜂蜜になり、花を酒につけ込めばアカシア酒となる。

【アカシアの花の俳句】

アカシヤの花こぼしつつ時を告ぐ  山口青邨

▶ 夏の季語になった花 見頃と名所

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