季語|フリージア

晩春の季語 フリージア

フリージアアヤメ科フリージア属フリージアは南アフリカ原産で、2月から6月頃に黄・白・紫などの花をつける。原種は16種類あり、オランダを中心に品種改良がすすめられ、数百種の園芸品種がある。そのほとんどは芳香があり、「香雪蘭(こうせつらん)」とも呼ばれている。白と黄色以外のものはウィルスに弱いため、見かけることは少ない。
「フリージア」の名は、19世紀のデンマークの植物学者エクロンが、友人のドイツ人医師フレーゼに因んで名付けたもの。日本では「浅黄水仙(あさぎすいせん)」の別名もある。
日本には江戸時代末期に渡来したと見られている。

【フリージアの俳句】

フリージア受話器を置きし時匂ふ  西村和子

▶ 春の季語になった花 見頃と名所

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