季語|乾鮭(からざけ) 三冬の季語 乾鮭 塩鮭(しおざけ)・干鮭(ほしざけ) 北海道や東北地方で作られる、鮭を用いた保存食を「乾鮭」という。内臓を取り除き塩漬けにした雄鮭を塩抜きし、軒先などで1週間ほど寒風にさらして作る。 塩漬けにした鮭は「塩鮭」と呼び、水揚げしたばかりの鮭を甘塩漬けにしたものが荒巻鮭である。塩を強くしたものは塩引鮭という。 「乾鮭」は、とるに足らない人や老婆を指したり、首を吊ることの隠語としても使用される。橙色がかった桃色のことを「乾鮭色」ともいう。 【乾鮭の俳句】 塩鮭を女抱きゆく田の日暮 皆川盤水