俳句

季語|凌霄花(のうぜんかずら・りょうしょうか・のうぜんのはな)

晩夏の季語 凌霄花

凌霄花の俳句と季語中国原産の、ノウゼンカズラ科の落葉性のつる性木本。
「霄」は空のことで、空をも凌ぐほどに高いところに花を咲かせるところから、「凌霄花」と呼ばれる。晩夏から秋にかけて咲かせる橙色の花は、よく目立つ。英語では、トランペットフラワーと呼ばれる。

陵苕(のうしょう・まかやき)とも呼ばれ、乃宇世宇として本草和名に載ることから、平安時代以前に渡来していたと考えられている。薬用として栽培され、日干しにした花には、利尿効果があるとされた。
花言葉は「名声」。中国では、ものに絡まりついて高く伸びていく様から、愛の象徴とされる。
鳥飼洞斎の「改正月令博物筌」には「凌霄花之詞」の引用があり、酒に酔った仙女・素娥の髪から落ちた簪が凌霄花になったという。

【凌霄花の俳句】

すこしづつ時計のくるふ凌霄花  三田きえ子

▶ 夏の季語になった花 見頃と名所

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