俳句

季語|啄木鳥(きつつき・たくぼくちょう・けら・けらつつき)

三秋の季語 啄木鳥

きつつきけらつつき

コゲラ(啄木鳥)キツツキ目キツツキ科に属する鳥として、アオゲラ・アカゲラ・コゲラ・ヤマゲラ・クマゲラなどが知られる。渡りをせずに森林などに生息し、木を嘴で突いて穴をあける。この木をつつくことをドラミングと言い、「木の中の虫を捕らえて餌にする」「木に穴をあけて巣にする」「コミュニケーションをとる」の、大きく分けて3つの目的がある。
求愛行動として木をつつくのは初夏にピークを迎えるが、秋は木の葉が落ちて、その姿を確認しやすい。よって、秋の季語になっている。

「キツツキ」という名の鳥は存在せず「〇〇ケラ」のような名前がついている。俳諧歳時記栞草に、「昔、玉造に天王寺を建し時、此鳥、群来て寺の軒を啄き損ず。故に寺啄(てらつつき)と名く。守屋が怨霊、鳥となりしといふ」とある。ここにある「てらつつき」が「けらつつき」に転訛し、「ケラ」と呼ぶようになったとの説がある。

【啄木鳥の俳句】

木つつきの死ねとて敲く柱かな  小林一茶

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