三夏の季語 大瑠璃
ヒタキ科オオルリ属オオルリは、ウグイスやコマドリとともに日本三鳴鳥のひとつに挙げられる鳥で、日本へは繁殖のために夏鳥として東南アジアからやってきて、4月から10月頃に山地で姿を見ることができる。その美しい囀りは、雄が雌を呼ぶものであり、沢沿いの木の先端で囀っていることが多い。
雌は茶褐色であるが、雄の背面は美しい青色であるため、「大瑠璃」の名がついた。
【大瑠璃の俳句】
大瑠璃や岨高く額も花をそふ 水内鬼灯
【大瑠璃の鳴き声】「ピピールリ、ピーリ」などと聞きなす。渓流の近くで囀ることが多いため、録音は難しいとされる。(YouTube 動画)