季語|山査子の花(さんざしのはな) 晩春の季語 山査子の花 山査子は、バラ科サンザシ属の落葉低木。1734年に中国から小石川御薬園に持ち込まれ、果実を消化系の生薬として用いたが、庭木や盆栽としても栽培されるようになった。刺を持つ植物で、4月から5月頃に芳香のある白い花をつける。 漢名の「野山査」が、日本では「山査」となり、果実を表す「子」をつけて「山査子(さんざし)」と呼ばれるようになった。 【山査子の花の俳句】 さんざしの花に来てゐる鳥の午後 稲畑汀子 ▶ 春の季語になった花 見頃と名所