季語|山焼く(やまやく) 初春の季語 山焼く 山火(やまび)・焼山(やけやま)・野焼(のやき)・野焼く(のやく)・焼野(やけの) 春の初めに、新しい草の芽の伸長をよくするために、山の枯草を焼くことを「山焼」といい、その火を「山火」、焼いた山のことを「焼山」という。同様に、野原の場合は「野焼」、「焼野」となる。 有名なところでは、1月第4土曜日に奈良の「若草山焼き」、2月第三日曜日に山口の「秋吉台山焼き」、2月下旬に伊豆の「大室山山焼き」などがある。 【山焼くの俳句】 焼山の夕べ淋しや知らぬ鳥 高浜虚子