季語|桜前線(さくらぜんせん)

晩春の季語 桜前線

桜前線の俳句と季語桜(主にソメイヨシノ)の開花予想日を結んだ線のこと。気象庁は、昭和30年から「さくらの開花予想」を発表していたが、その中に「等期日線図」というのがあり、昭和40年頃、マスコミがそれを気象で使う前線に擬えて「桜前線」と呼んだ。
近年では民間気象事業者も開花予想をするようになり、気象庁では平成22年から開花予想の発表は行わなくなった。しかし、開花の観測は引き続き行われており、標本木が5,6輪咲くと開花宣言が出る。
開花平年日は、福岡3月22日、大阪3月27日、東京3月24日、仙台4月8日、青森4月22日、札幌5月1日。平年と比べて3日以上のずれを「早い」「遅い」とし、7日以上ならば「かなり早い」「かなり遅い」と発表する。
現在、日本気象協会では「桜開花予想」を1月下旬頃より発表している。また、気象情報会社のウェザーニューズでは、3月1日に第1回目の開花予想を発表し、「さくら開花予想マップ」を作成している。

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【桜前線の俳句】

桜前線泊まると決めてけむり雨  角川春樹

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