俳句

季語|熊(くま)

三冬の季語 

北極熊(ほっきょくぐま)・白熊(しろくま)・羆(ひぐま)・赤熊(あかぐま)・月輪熊(つきのわぐま)・黒熊(くろくま)

熊哺乳綱食肉目クマ科に属する動物の総称がクマであるが、これにはジャイアントパンダも含め、8種が属する。その内、日本に生息するのはツキノワグマとヒグマ(エゾヒグマ)であり、ツキノワグマは本州と四国に、ヒグマは北海道に生息する。最大のものは白熊と呼ばれるホッキョクグマで、日本では動物園で観察される。
初冬の季語に「熊穴に入る」があるように、ツキノワグマもヒグマも、秋にドングリなどをたくさん食べて、12月から3月頃にかけて巣穴に籠る。この間に出産も行われる。よって、通常は秋の活動が活発で、冬の間には熊の姿は見られないものであるが、暖冬の影響や餌の減少の影響で、冬眠しない熊も増えている。それらが狂暴化して人に被害を与えるニュースが増えており、それらの熊を近年では「穴持たず」と呼ぶ。

【熊の俳句】

穴に入る熊になりたく思ひをり  高木晴子

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