季語|猫柳(ねこやなぎ) 初春の季語 猫柳 ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木。早春に、葉が出る前に花穂が出る。 穂が猫の尻尾に似ているところから、「猫柳」の名がついた。小犬の尾にたとえて、「狗尾柳(えのころやなぎ)」とも言う。また、水辺を好むことから「川柳」の名もある。 万葉集では川楊(かわやぎ)と呼ばれ、3首に詠まれる。詠み人知らずの和歌に 山の際に雪は降りつつしかすがに この川楊は萌えにけるかも がある。 【猫柳の俳句】 猫柳高嶺は雪をあらたにす 山口誓子