季語|秋風(あきかぜ・しゅうふう)

三秋の季語 秋風

秋の風(あきのかぜ)あきの風(あきのかぜ)金風(きんぷう)・色なき風(いろなきかぜ)・爽籟(そうらい)

秋風の俳句と季語秋が五行説の金行にあたるので「金風」ともいう。その爽やかな響きを爽籟という。「飽き」に掛けて、男女間の愛情が冷めることにもたとえられる。万葉集には「秋風」を詠んだ歌が60首あまりあり、大伴家持は夫人を亡くしてひと月経って、

うつせみの世は常なしと知るものを秋風寒み偲ひつるかも

と歌った。芭蕉の句「物いへば~」は、半ば慣用句。

【秋風の俳句】

物いへば唇寒し秋の風  松尾芭蕉
石山の石より白し秋の風  松尾芭蕉
あかあかと日は難面もあきの風  松尾芭蕉
秋風やむしりたがりし赤い花  小林一茶

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