俳句

季語|胡麻の花(ごまのはな)

晩夏の季語 胡麻の花

胡麻の花ゴマ科ゴマ属ゴマは、アフリカのサバンナ原産の一年草で、7月から8月頃に花をつけ、「胡麻の花」で夏の季語になる。種を採る「胡麻」は秋の季語になる。分類学上、ゴマ属の植物は数十種あるが、食用にされるのは一種のみ。ただし、数千にのぼる品種がある。
胡麻の花は朝に開花するが、その時には既に受粉を終えている。花は葉の付け根に付き、下から順に咲いていく。

インドやエジプトでは、紀元前3000年頃に既に栽培が行われていたと考えられている。中国には紀元前1世紀頃に胡から伝わったとされ、「胡」の「麻」という意味で「胡麻」と名付けられた。日本ではそれを音読みにして「ごま」と呼ぶ。因みに日本では縄文時代の遺跡から種子が出土しており、かなり古くに渡来していたものと考えられる。

【胡麻の花の俳句】

胡麻咲いて人にけものに鍵ある世  大木あまり

▶ 夏の季語になった花 見頃と名所

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