季語|花氷(はなごおり) 晩夏の季語 花氷 花を入れて氷をつくり、涼しさを演出する。冷房が普及していなかった時代には、涼をとるために、デパートなどによく置かれた。現在では少なくなったが、装飾目的で置かれたものを、飲食店などで目にすることがある。 氷柱(こおりばしら)も花氷と似たようなもので、冷気を得るための柱状の氷のことで、夏の季語となる。ただし、冬の季語にも「氷柱」があり、これは「つらら」と読む。 日野草城の第1句集に「花氷」(1927年)がある。 【花氷の俳句】 くれなゐを籠めてすゞしや花氷 日野草城