俳句

季語|金雀枝(えにしだ)

初夏の季語 金雀枝

金雀花(えにしだ)

金雀枝の季語と俳句マメ科エニシダ属エニシダは、地中海沿岸が原産の常緑性低木。5月頃に、樹を覆うように黄色い花が咲く。エニシダ属の別品種に、白い花を咲かせるシロバナエニシダや、黄色い花びらに紅色のぼかしが入るホオベニエニシダなどもある。
金雀枝は、江戸時代の1670年頃に渡来したと考えられている。オランダで「エニスタ」と呼ばれることから、「えにしだ」になったと言われている。
元々は「金雀花」の漢字が当てられていた。中国では、「金雀花」と書いて同じマメ科のムレスズメを表すために、「金雀枝」を用いるようになった。

聖母マリアがイエス・キリストを抱いてヘロデ王から逃げる時、金雀枝は莢を鳴らして居場所を教えようとしたため罰を受け、枝を束ねて箒にされたという。魔女の箒も金雀枝製だという。

【金雀枝の俳句】

えにしだの夕べは白き別れかな  臼田亞浪

▶ 夏の季語になった花 見頃と名所

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