書て見たりけしたり果はけしの花
蕉門十哲の門弟として知られる立花北枝の辞世。享保3年5月12日(1718年6月10日)に亡くなった。加賀国小松町(石川県小松市)出身で、芭蕉に「北方の逸士」と称されていた。「罌粟」に「消し」が掛けられている。⇒ 今日の俳句 有名句
六月や十日暮らせし一手柄
八世鴫立庵主・倉田葛三の辞世。文政元年6月10日(1818年7月12日)にこの句と「身の上の夏や蓮の一枚葉」を詠み、12日に亡くなった。⇒ 今日の俳句 有名句
風流の初やおくの田植うた
元禄2年4月23日(1689年6月10日)、「奥の細道」の旅の途上、松尾芭蕉は須賀川でこの句を発句として歌仙を巻いた。⇒ 今日の俳句 有名句