季語|曼珠沙華(まんじゅしゃげ・まんじゅしゃか)

仲秋の季語 曼珠沙華

彼岸花(ひがんばな)死人花(しびとばな)・地獄花(じごくばな)・幽霊花(ゆうれいばな)・狐花(きつねばな)曼朱沙華(まんじゅしゃげ)

曼珠沙華の俳句と季語「情熱」の花ことばを持つ。秋の彼岸に開花することから彼岸花とも言い、秋の季語となる。赤い花をつけるが、白いものなどもある。稲作の伝来とともに中国から入ってきたと言われている。古い文献にはほとんど登場しないが、これは、「火事につながる」「摘むと死人が出る」などと言われて、忌避されてきたからだと考えられる。実際、全体に毒を有し、そのまま食すと中枢神経を侵して死に至ることも。しかし、薬として活用されることもあり、毒抜きをすれば救荒食にもなる。

曼珠沙華の語源はサンスクリット語にあり、サンスクリット語では manjusaka と発音し「赤」を指す。

【曼珠沙華の俳句】

なかなか死ねない彼岸花さく  種田山頭火

▶ 秋の季語になった花 見頃と名所

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「季語|曼珠沙華(まんじゅしゃげ・まんじゅしゃか)」への1件のフィードバック

  1. 曼珠沙華は、秋分に時を合わせたように咲く花で、野にいきなり赤が現れる様は清新で季節を色濃く感じさせる。死人花も地獄花もひどい呼び方。狐花は、土手などに飛び火のように現れる様を連想させてちょっといい。

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