季語|鰯雲(いわしぐも) 三秋の季語 鰯雲 鱗雲(うろこぐも)・鯖雲(さばぐも) 5kmから15kmの高い空にできる上層雲に、巻積雲がある。薄い小さな雲片が多数出現し、鱗のように見えることから、鱗雲との名がつく。また、この雲が出ると鰯の大漁があると言われ、鰯雲とも、鯖の背紋に似ていることから、鯖雲とも呼ばれる。 巻雲の次に現れ、この雲が現れると、天気は下り坂に向かうことが普通である。 【鰯雲の俳句】 鰯雲ひとに告ぐべきことならず 加藤楸邨