俳句

季語|蕨(わらび)

仲春の季語 

早蕨(さわらび)

蕨(わらび)コバノイシカグマ科のシダ植物。春に若芽を食用にする。アク抜きをせずに食べると中毒を起こすため、必ずアク抜きして調理する。根から取れるデンプンは、ワラビ粉になる。
芽を出したばかりの頃の、こぶしのように巻いた形の早蕨を、「蕨手」といい、このような形状の意匠のことをも指す。刀の柄や神輿などに見られる。
万葉集に、志貴皇子の和歌で

石走る垂水の上のさわらびの 萌え出づる春になりにけるかも

がある。ただし、万葉の時代の蕨はであったとの説もある。
「わらび」の語源には諸説あるが、藁から生じる火と見なした「藁火」が有力。

【蕨の俳句】

右ひだりしれぬ蕨の手先かな  杉木美津女

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