季語|鰤起し(ぶりおこし) 三冬の季語 鰤起し 鰤は冬を代表する魚であるが、北陸では、初鰤の季節である師走の雷を「鰤起し」と呼び、豊漁の前兆ととらえた。実際に、時化後には鰤が大漁になると言われるが、鰤起しはまた、雪を呼ぶ雷でもある。 現代では、地方を問わず、12月から1月頃に鳴る雷を概ね「鰤起し」という。 ▶ 関連季語 鰤(冬) 【鰤起しの俳句】 流人墓地みな壊えてをり鰤起し 石原八束