季語|太刀魚(たちうお) 仲秋の季語 太刀魚 スズキ目サバ亜目タチウオ科タチウオ。北海道から九州の沿岸部や大陸棚に生息する。鱗はなく、銀色のグアニンで覆われている。 太刀のような魚体を持つことや、垂直に立って泳ぐことから「タチウオ」と呼ばれ、「太刀魚」「立魚」などと書く。 大型のものほど高級とされ、旬は、産卵期の6月から10月。その頃は、沿岸部に寄ってきてよく釣れる。 俳諧歳時記栞草には、秋之部八月項に「太刀魚(たちのうを)」として載る。 【太刀魚の俳句】 太刀魚の太刀に細かき鱗あり 山口誓子