俳句

季語|石蕗の花(つわぶきのはな・つわのはな)

初冬の季語 石蕗の花

石蕗(つわぶき・つわ)花石蕗(はなつわぶき・はなつわ)

石蕗の花キク科ツワブキ属ツワブキは、10月から12月頃、福島県以南の海岸近くの岩場や山地などに黄色い花を咲かせる。日陰を好む常緑多年草で、葉が縮れたり、斑が入ったりする園芸品種も開発されている。
葉の形がフキに似ており、艶があることから「つやはぶき」と呼ばれ、それが転訛したとの説がある。この艶のある葉によって、潮風を浴びる海岸部でも生育することができる。
俳諧歳時記栞草(1851年)には冬之部十月に「大茎の花(つはのはな)」として立項され、「一名、山吹といふ」ともある。
九州地方では、3月から4月頃、若い葉柄を食す。島根県津和野町は石蕗が町名の由来となっており、町の花となっている。

【石蕗の花の俳句】

石蕗咲いていよいよ海の紺たしか  鈴木真砂女
沖荒れてひかり失なふ石蕗の花  柴田白葉女

▶ 冬の季語になった花 見頃と名所

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