季語|寒紅(かんべに) 晩冬の季語 寒紅 寒中に作られた紅のこと。紅花を発酵してつくられる紅は、寒いほど鮮やかな色が出るという。よって、寒中につくられる紅は特別で、寒中の丑の日に買う紅を「丑紅(うしべに)」と呼んで、薬効などの神秘的な力があるとして珍重した。 【寒紅の俳句】 寒紅の濃き唇を開かざり 富安風生