俳句

季語|常夏(とこなつ)

三夏の季語 常夏

常夏今日では、セキチクを改良した園芸種であるナデシコ科ナデシコ属トコナツを指すことが多い。江戸時代に開発され、多くの品種があり、年中咲かせることができる。
かつては、撫子のことを「常夏」と呼び、俳諧歳時記栞草(1851年)では夏之部に分類し、撫子の条に記されている。源氏物語第26帖は「常夏」であるが、これは、光源氏が玉鬘を常夏(撫子)に擬えて歌った和歌

なでしこのとこなつかしき色を見ば もとの垣根を人や尋ねむ

に因る。

【常夏の俳句】

常夏に切り割る川原川原かな  小林一茶

▶ 俳句の季節「大和撫子の季節」

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