季語|どてら 三冬の季語 どてら 褞袍(どてら)・丹前(たんぜん) 防寒用に綿を厚く入れた広袖の着物のこと。襦袢のことを「ててら」と呼んでいたのが「どてら」に転訛したものとも言われる。 「丹前」ともいう。江戸の松平丹後守邸前に遊女を置いた「丹前風呂」と呼ばれる風呂屋があった。その遊女の着ていた着物を「丹前」と呼び、風流を気取った旗本奴たちが好んで身につけたという。 【どてらの俳句】 星移り物変りどてら古びけり 日野草城