初冬の季語 干大根
懸大根(かけだいこん)・大根干す(だいこんほす)
大根は冬の季語である。その大根を収穫して、寒風の中に干したものをいう。11月頃から、畑や田圃に干し棚を作って、そこに1週間程度吊るして水分を抜く。そうしたものは栄養分が濃縮され、甘味などの味わいが増す。
1本丸ごと干すこともあるが、干しあがりを早くするために半分に切ったり、千切りにして天日干ししたりもする。千切りにしたものは「切干大根」と呼ぶ。
干しあがった大根は、沢庵漬などの漬物にしたり、水に戻して煮物などにして食す。