俳句

季語|狸(たぬき)

三冬の季語 

狸哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属タヌキ。極東にのみ生息していたが、毛皮目的で旧ソビエト連邦に持ち込まれ、それがヨーロッパなどに広がり、生態系を乱すとして問題になっている。
夜行性で、雑食。主に湿地や森林で生活するが、都市部で見られることもある。複数の個体が糞をする場所を「ため糞(ためふん)」と呼ぶ。個体同士の情報交換を行っていると考えられている。
積雪の多い地方を除き、狸に冬眠の習性はなく、冬場の個体は脂肪を蓄え、毛も長くなるため、丸々としている。冬場の狩猟対象となるために、冬の季語となっている。

狸は驚くと擬死状態になるため、「たぬき寝入り」という慣用句が生まれた。また、悪賢い者同士のたとえに「狐と狸」、当てにならないことを計算に組み込む「とらぬ狸の皮算用」などの言葉も生まれている。
ちなみに「たぬき」の語源は、「たぬき寝入り」を「魂抜き(たまぬき)」と見たことによるものとの説がある。

【狸の俳句】

戸を叩く狸と秋を惜しみけり  与謝蕪村

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