季語|竹の春(たけのはる)

仲秋の季語 竹の春

竹の春の俳句と季語竹は常緑性ではあるが、四季それぞれに違った表情を見せる。
5月頃にタケノコとして現れた竹は、6月いっぱいは地上部がグングン伸びるが、それと同時に栄養分を取られた葉は、黄変して落葉する。これを竹落葉と言い、夏の季語になっている。その後、来春に向けて地下茎に栄養分をためこむために、葉を青々と茂らせる。特に秋の半ばには若葉が映え、これを竹にとっての春ととらえて「竹の春」という。

「竹の春」は、旧暦八月の異名で、俳諧歳時記栞草には「筍譜」の引用で、「竹は八月、これを小春といふ。熱去んと欲し寒来んと欲す、故に小春といふ」とある。

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【竹の春の俳句】

おのが葉に月おぼろなり竹の春  与謝蕪村

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