仲夏の季語 百日紅
猿滑(さるすべり)・紫薇(しび・さるすべり)
ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木サルスベリ。その花は、夏の季語となる。
中国南部原産で、日本へは1700年代以前に渡来してきたと考えられている。それ以前は、夏椿が「さるすべり」と呼ばれていた。
樹皮が滑らかで、猿も滑り落ちるほどだということで「さるすべり」と呼び、「猿滑」と書くこともある。また、花期が7月から10月と長く、その間、赤い一日花が次から次に咲くことから「ひゃくじつこう」とも呼ばれ、「百日紅」の字が当てられた。