俳句

富山県の季語と俳句

富山県の御当地季語

蛍烏賊(春の季語)
蛍烏賊と言えば富山湾。「富山湾の神秘」と呼ばれている。

風の盆(秋の季語)
富山市八尾地区で、9月1日から3日にかけて、越中おわら節にのせて踊る行事。

富山県を詠んだ俳句

わせの香や分入右は有磯海 松尾芭蕉
「奥の細道」の「那古の浦」に出てくる句。有磯海は、大伴家持が「かからむとかねて知りせば越の海の 荒磯の波も見せましものを」と歌ったことにより歌枕となっている。

立山のかぶさる町や水を打つ 前田普羅
山岳俳句の第一人者である普羅は、1924年に富山市郊外に移住し、数々の名句を残している。

父祖の地や蜻蛉は赤き身をたるる 角川源義
「ロダンの首」(1956年)所収。出版界の風雲児と呼ばれた源義は、現在の富山市の商家に生まれた。

ご当地季語と御当地俳句