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松崎鉄之介 

兜太の里呵々大笑の山ばかり 
水巴門多き天城の風涼し 
トルファンの夜店の雨に濡れにけり 
をみなめし遥かに咲きて黄をつくす 
壬生を見て吉田へ詣る節分会 
雷つれて富士の時雨の大粒に 
船津屋の一人泊りに千鳥聞く 
喰積に眼を遊ばせてゐたるかな 
ただ灼けて玄奘の道つづきけり 
汐よしとうなづきて出づいさき船 
山の墓地まだ余地ありて茄子の花