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山口素堂 ●

目には青葉山ほととぎす初がつお 季 (曠野)●
初夢や通天のうきはし地主の花 季
年もはやなかばながれつ御祓河 季
池に鵝なし仮名かき習ふ柳かな 季
旨すぎぬ心や月の十三夜 季
行ずして見る五湖煎蠣の音を聞 季
唐がらしあけをうばふやなすびあへ 季
長雨の雲吹き出せ青あらし 季
名もしらぬ小草咲さく野菊かな 季
哀れさやしくるゝ頃の山家集 季
河骨や終にひらかぬ花盛 季 (いつを昔)
竹植うるその日を泣くや村しぐれ 季
綿の花たまたま蘭に似たるかな 季
茶の花や利休が目にはよしの山 季