高井几董 ●
落つる葉に撲たるる冬の胡蝶かな 季今貸した提灯の灯や草の露 季水に落し椿の氷る余寒かな 季あら小田に霧たつ夜あり初蛙 季花火尽きて美人は酒に身投げけむ 季馬わたす舟にこぼるるやことし米 季松とりて世ごころ樂し小正月 季代官に妖て瓜喰ふ狐かな 季はつ霜や野わたしに乗馬の息 季寒聲やあはれ親ある白拍子 季酔うて寝た日の数々や古暦 季おこたりし返事書く日や弥生尽き 季青海苔や石の窪みのわすれ汐 季をのをのの喰過がほや鯨汁 季
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