鈴木六林男 ●
禅僧の大言壮語など霞み 季六月しんと汚れ水上警察署 季夕焼ける国の子供ら減つてゆき 季いそいそと落ちてゆく水瀧なかば 季動くたび干梅匂ふ夜の家 季身にひびく音の多かり十二月 季動くもの卑しく雪の関ヶ原 季天上もさびしからんに燕子花 季遺品あり岩波文庫「阿部一族」 季昼寝よりさめて寝ている者を見る 季いつ死ぬか―樹海の月に渇きゐる 季遠近にヘリコプター泛き凶作の田 季
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