室生犀星 ●
青梅の臀うつくしくそろひけり 季はれあがる雨あし見えて歯朶あかり 季鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな 季夏の日の匹婦の腹に生まれけり 季叢に山繭白し風薫る 季山家集読終へて雁を聞にけり 季鰯やく煙とおもへ軒の煤 季秋待や径ゆきもどり日もすがら 季隣り間にいとどを捨つる夜半の秋 季固くなる目白の糞や冬近し 季金澤のしぐれをおもふ火桶かな 季焼芋の固きをつつく火箸かな 季何の菜のつぼみなるらん雑煮汁 季若菜籠ゆきしらしらと疊かな 季
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