南風 click ⇒ ≪解説≫
商談のそれでなくても南風つよし 中島正基明大の勝てよ南風吹く旗の下 水原秋桜子南国に死して御恩のみなみかぜ 攝津幸彦南風つよし子の病難に飯を嚙む 飯田蛇笏耳もとに波のわきたつ南風かな 久保田万太郎恋過ぎて南風に浜雀乗る 秋元不死男いや白きは南風つよき帆ならぬ 大野林火南風の艇庫の裏にシャワー覗く 石川桂郎南風や故郷を恋へるギリシヤ船 野見山朱鳥南風が繰りたがる我が懺悔録 楠本憲吉遺書封ず南風の雲のしかかり 加藤楸邨風の香も南に近し最上川 松尾芭蕉南風つのり湖東の城の鳴りわたる 山口誓子
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