滝　click ⇒ ≪解説≫

韓国の愁いの滝というを見し　　鳴戸奈菜
滝落つる束の間の投げキッスかな　　守屋明俊
滝垢離のからだはなるる耳ふたつ　　岡井省二
滝行者かくしどころは打たさざる　　土生重次
滝がうがう何纏ひても無一物　　渡辺恭子
滝の上に水現れて落ちにけり　　後藤夜半（翠黛）●
滝落としたり落としたり落としたり　　清崎敏郎
未来より滝を吹き割る風来たる　　夏石番矢
清滝や波に散り込む青松葉　　松尾芭蕉
どれが露どれが走りぞ滝の水　　鶴田卓池