杉山杉風(すぎやまさんぷう)

蕉門十哲の門弟 杉山杉風

がつくりと抜け初むる歯や秋の風

元禄4 (1691) 年刊「猿蓑」に収録。初案は「がっくりと身の秋や歯の抜けしあと」。

▶ 杉山杉風の俳句

 杉山杉風年譜(旧暦6月13日 杉風忌)
1647年 正保4年 3月、江戸日本橋小田原町に生まれる。(*1)
1680年 延宝8年 松尾芭蕉に第一次芭蕉庵(深川の芭蕉庵)提供。(*2)
1732年 享保17年 旧暦6月13日死去。享年86。遺骨は築地本願寺内成勝寺の墓所に納められた(*3)。
*1 通称は鯉屋藤左衛門・市兵衛。別号は採荼庵・荼舎・蓑翁・五雲亭等。隠居して一元と名乗る。「鯉屋」の屋号で幕府御用の魚問屋を営み、深川の芭蕉庵の提供など、芭蕉を経済的に支援した。
*2 杉風所有の生簀の番小屋だったところ。また、芭蕉は杉風の別宅「採荼庵」から「おくのほそ道」の旅に出た。杉風は、第三次芭蕉庵建築のための費用も枳風とともに出資している。
*3 関東大震災の影響で、現在、杉風の墓は世田谷区宮坂の伏見山成勝寺にある。

杉山杉風関連施設

▶ 採荼庵跡
元禄2年(1689年)3月27日、松尾芭蕉が「おくのほそ道」に旅立った杉山杉風の別荘は「採荼庵」と呼ばれる。東京深川の仙台堀川にかかる海辺橋付近にあったと言われ、採荼庵跡として芭蕉像が設置されている。