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杉山杉風 ●

月の頃は寐に行夏の川辺哉 季
がつくりと抜け初むる歯や秋の風 季
野の露によごれし足を洗ひけり 季
気をつけて見るほど寒し枯すすき 季
春待つや根越の芭蕉雪がこひ 季
瘠顔に団扇をかざし絶し息 季
蚊のすねも達者に見ゆる夏の中 季
春の野は気の広うなる初めかな 季
霜踏んで跡に見えたる朽葉かな 季
若水に皺影笑ふあしたかな 季
あけぼのや霜にかぶなの哀れなる 季