俳句

季語|プラタナスの花(ぷらたなすのはな)

晩春の季語 プラタナスの花

鈴懸の花(すずかけのはな)・釦の木の花(ぼたんのきのはな)

プラタナスの花プラタナスは、スズカケノキ科スズカケノキ属に属する植物の総称で、日本ではスズカケノキ・モミジバスズカケノキ・アメリカスズカケノキが見られる。落葉樹である上(夏は木陰を作り冬は陽を遮らない)、虫がつきにくく排気ガスにも強いことから街路樹としてよく利用され、ニレ・ボダイジュ・マロニエと共に「世界四大並木樹種」の一つに挙げられる。日本へは明治時代前半に持ち込まれ、街路樹としては、明治39年に東京都港区田村町交差点(新橋)に導入された。
プラタナスの語源は、葉の特徴を表したギリシャ語の platys(広い)であるが、鈴懸の木と呼ばれるのは、本種の果実に似た球形の房が付く山伏の法衣「鈴懸」からきている。
雌雄同株で、新葉が出てくる4月から5月頃に花をつける。雄花は薄黄緑、雌花は朱色である。

【プラタナスの花の俳句】

プラタナスの花咲き河岸に書肆ならぶ  加倉井秋を

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