唐菖蒲(とうしょうぶ)
アヤメ科グラジオラス属の植物の総称で、原産地は地中海沿岸や熱帯アフリカなど。春植え球根の代表で、6月から8月頃、赤・白・紫・黄色など、色鮮やかな花をつける。長い穂先の片側だけに花を並べたように咲かせるものが多い。
日本へは江戸時代末期に渡来したが、栽培がうまくいかず、明治時代になって再渡来した。
別名に、唐菖蒲(とうしょうぶ)・阿蘭陀菖蒲(おらんだしょうぶ・おらんだあやめ)。グラジオラスの名は、葉が剣に似ていることから、古代ローマでの剣の呼び名「グラディウス」から来ている。
【グラジオラスの俳句】
グラジオラス一方咲きの哀れさよ 村山古郷
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