俳句

季語|三色菫(さんしきすみれ)

晩春の季語 三色菫

パンジー

三色菫スミレ科スミレ属サンシキスミレはヨーロッパ原産の野生植物であるが、他のスミレ属の植物と交配させた園芸種が、パンジーと呼ばれて日本でも親しまれている。なお、花径4センチメートル以下の小さなものは、ビオラと呼んで区別することがある。パンジーには多くの種類があり、10月から5月くらいまで、カラフルな花を観察することができる。
パンジーの本格的な品種開発が行われ始めたのは1813年で、日本へは江戸時代末期の1864年に渡来したと言われている。

パンジーの語源は、フランス語の「パンセ(思想)」にあり、その花を、物思いに耽る人の顔と見る。それは、自由思想のシンボルであった。海外では、勇気がない男性を侮辱する時に「pansy」を用い、ヒモを意味する「ponce」の語源ともなっている。

日本では「三色菫」とも呼ばれるカラフルな花を特徴とするパンジーであるが、JIS慣用色名における「パンジー」はRGBでは#40317Eの、紫系統の色になる。

【三色菫の俳句】

野路来れば三色菫作る家  松本たかし

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