季語|師走(しわす)

仲冬の季語 師走

極月(ごくげつ)十二月(じゅうにがつ)

師走の俳句と季語陰暦の師走は晩冬。現在では、新暦の12月も師走と呼ぶ。古くは、暮れの数日のみを「しはす」と言っていたらしい。
語源は、僧が読経に走り回るために「師馳す」にあるとされ、平安時代から支持されてきたが、一年の終わりを指す「年果つ(としはつ)」にあると見る方が正しいか。一年の行事を為し終えたことを「為果つ(しはつ)」と表現したとの説もある。万葉集には、一首だけ「師走」の歌が載るが、これは「十二月」を「しはす」と読む。

十二月には沫雪降ると知らぬかも梅の花咲く含めらずして  紀小鹿郎女

【師走の俳句】

酒ゆえと病を悟る師走哉  宝井其角

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