俳句

季語|巣立ち(すだち)

晩春の季語 巣立ち

巣立鳥(すだちどり)

巣立ちの季語と俳句初夏に分類することもある「巣立ち」。身近な鳥である雀や燕は、春から夏にかけて数度繁殖活動を行うため、巣立ちも春から夏にかけて数度ある。けれども現代では、年度替わりが含まれる日本の慣習に重ねて、「巣立ち」を春にイメージする傾向がある。

余談ではあるが、巣立ちのタイミングと生存率を調査した研究結果がある。それによると、はやく巣立ちした小鳥は、まだ成長が十分ではないために外敵などに襲われて死ぬ確率が高い。それに対して遅く巣立ちした個体は、生存率が高いという結果が示されている。
野鳥は我先に巣立つイメージがあるが、むしろ兄弟に追い出されるような形で巣立つものなのかもしれない。

【巣立ちの俳句】

其夜から雨に逢ひけり巣立鳥  小林一茶

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