俳句

季語|猫の恋(ねこのこい)

仲春の季語 猫の恋

恋猫(こいねこ)うかれ猫(うかれねこ)猫の妻(ねこのつま)春の猫(はるのねこ)

季語と俳句で恋猫(竹久夢二)猫の繁殖期は1月頃から始まり、8月頃まで続く。2月から4月はピークとなり、「猫の恋」「恋猫」「猫さかる」「戯れ猫」「浮かれ猫」などは春の季語となる。
猫の発情はメスに起り、期間はわずかに1週間程度。発情期のメスは、甘えた声で鳴きついたりする。オスは、メスの発情に誘発されるように攻撃的になり、大きな声で鳴いたりする。
俳諧歳時記栞草には、正月の項に「猫の妻恋」「猫さかる」があり、「雑談抄」の引用で「此者陰獣也。然ば陽気に犯されて、交合を好む。是を猫の恋と云。」とある。猫の発情は、昼間時の長さが影響するという。

▶ 関連季語 子猫(春)
▶ 俳句になった生物(猫)

【猫の恋の俳句】

うらやましおもひ切時猫の戀  越智越人
声たてぬ時が別れぞ猫の恋  加賀千代女

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