俳句

季語|桜桃の花(おうとうのはな)

晩春の季語 桜桃の花

桜桃の花バラ科サクラ属の果樹である桜桃は、夏にはサクランボと呼ぶ実をつける。その木はチェリーとも呼ぶ。多くの種類があるが、サクランボを採る目的で植えられた木のほとんどは、西洋実桜(せいようみざくら)と呼ばれる、地中海沿岸を原産地とする品種からつくられたものである。日本へは、明治時代初期に導入された。
種類によって花期は異なるが、3月頃から花が見られる。主なものでは「暖地桜桃」が3月頃、「佐藤錦」が4月頃である。同時期に「山桜桃」も花をつけるが、こちらの実は「ユスラウメ」と呼ばれるため、俳句を詠む上では「桜桃の花」と「山桜桃の花」は分けるのが普通である。

【桜桃の花の俳句】

桜桃の花の静けき朝餉かな  川崎展宏

▶ 春の季語になった花 見頃と名所

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