季語|花冷え(はなびえ) 晩春の季語 花冷え 花の冷え(はなのひえ) 桜が咲くころに寒さがもどること、その寒さをいう。「暑さ寒さも彼岸まで」とはいうが、桜の咲くころは天気が変わりやすく、雪桜となることさえもある。 「花冷え」の言葉自体は比較的新しく、近代になってできた言葉だと考えられる。因みに、日本酒の世界にも「花冷え」があり、10℃に冷やした日本酒のことをいう。 ▶ 関連季語 桜(春) 【花冷えの俳句】 花冷に欅はけぶる月夜かな 渡辺水巴 花すぎて花の冷えある昨日けふ 上村占魚