俳句

季語|楓の花(かえでのはな)

晩春の季語 楓の花

花楓(はなかえで)

楓の花一般には、葉の切れ込みが深いものを「もみじ」、浅いものを「かえで」と呼んでいるが、植物学上はモミジとカエデは同属であり、明確な区分はなく、ムクロジ科カエデ属の植物の総称として「楓」を使う。日本には約30種が自生し、代表的なものにイロハモミジがある。
秋に紅葉する植物の代表でもあるイロハモミジは、4月から5月頃に花をつけるが、若葉の勢いに押されて目立たない。雄花と両性花を持つ風媒花である。

「かえで」は、蛙の手に似た葉をもつことから「かえるで」が転訛したものだとの説がある。

【楓の花の俳句】

苔の雨かへるでの花いづこゆか  芝不器男

▶ 春の季語になった花 見頃と名所

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