俳句

季語|薬喰(くすりぐい)

三冬の季語 薬喰

鹿売(ろくうり)

薬喰病気の養生などのために栄養になるものを食べることをいうが、獣肉は穢れているとして肉食が厭われた時代にも、体力をつけるために鹿や猪の肉などを食べた。これを「薬喰」という。
俳諧歳時記栞草(1851年)には、本朝食鑑の引用で、次のようにある。「本邦、鹿を食する者、穢忌多しとす。此、加茂春日の神使の故か。故に世人、鹿(しか)の訓を忌み、音を以て鹿(ろく)といふ。鹿肉(ろくにく)、甘温にして毒なし、冬時に食ふべし。他月宜しからず、故に寒中特に用之。中を補ひ気を益、一切の風虚を療し、血脉を調ふ。故に、是を薬食(くすりぐい)といふ。諸獣も又これを食ふ者あり。」

隠語として「交合」をも指す。

【薬喰の俳句】

戸を叩く音は狸か薬喰  正岡子規

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