俳句

季語|豌豆の花(えんどうのはな)

晩春の季語 豌豆の花

豌豆の花中央アジア原産で世界最古の農作物ともいわれるマメ科エンドウ属エンドウは、エンドウマメとかグリーンピースなどとも呼ばれる「豌豆」が夏の季語になる植物で、4月から5月頃に花が咲く。硬莢種のアオエンドウ・アカエンドウ、軟莢種のサヤエンドウなどの栽培種、現在では雑草の扱いとなっているカラスノエンドウなどがある。春の季語に「花豌豆」があるが、これはマメ科レンリソウ属のスイートピーのことである。
原産地の大宛国(フェルガナ)から漢に伝来した際、その国名を漢字に組み入れて「豌豆」としたとの語源説がある。日本には遣唐使により持ち込まれたと考えられているが、さやのまま食せる軟莢種は、江戸時代にヨーロッパからもたらされたとされている。

【豌豆の花の俳句】

豌豆の花に瀬音のひゞく朝  中坪潦月

▶ 春の季語になった花 見頃と名所

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